行政書士:鹿内節子

行政書士は本当に営業ができないのだろうか? | 社長の節税、会社の社会保険料削減の確定拠出年金


テーマ:エッセイ

交流会に参加しますと、今のビジネスの傾向というものが、
わかります。

たとえば、ホームページはスマホ対応でないと、集客が
難しいとか。動画を使う集客が効果が高いなどです。

ある時、動画製作会社の比率がすごく高く、今までは
美術館とか、大企業ばかりを顧客としてきた会社が
中小企業やひとり起 業家なども対象にし始めたことが
感じられました。

また、あるコンサル会社のかたと名刺交換したのですが、
士業のかたに、登録していただいて、コンサルさんが
仕事を請け負い、登録士業に仕事を紹介する。
仕事代金の〇%をコンサル会社が受取る、のような
ビジネスモデルでした。
登録者の比率がもっとも多いのは、社労士とのことでした。
開業間もない士業のかたに、積極的に電話営業されて
いるようです。

また、あるWEB業者さんは、士業だけのWEBサイトを構築
しているので、ご紹介してほしいとのことでした。

士業向けの営業支援講座というのは、たくさんあるように
思われますが、それは、「行政書士は営業がへたで
仕事がとれなでしょう。だからコンサ ルとして支援してあげ
ますよ」という思惑なのです。

でも、果たしてその推測は当たっているのでしょうか?

開業間もない行政書士は、たくましくも、創業補助金や
助成金情報を早めにキャッチして、動いています。
そして、会社設立、記帳などの流れをつかみます。

また、女性起業支援にまわって、コンサルをきちんと
している若い行政書士さんもいます。

なにより、前職で営業や広報にいた、行政書士さんも
いますし、行政書士すべてが、口下手な事務職では
なくなっています。

また、人脈づくりも、うまいですし、アライアンスの
組み方もフットワークも軽いです。

なにより、最初から、行政書士でバリバリ稼ぐ!
そんな目的をもって参入している人 がいるのですから
「営業ベタ」という思い込みは、そろそろ個別の
ケースとして処理したほうがよいでしょう。
(副業行政書士メルマガに掲載 3月21日)