行政書士:鹿内節子

起業塾という名のキャッシュマシン | 社長の節税、会社の社会保険料削減の確定拠出年金


テーマ:エッセイ

今年を振り返ると、主婦、会社員などがUSP(自分の売り、強み)を
探して起業しませんか?というコンセプトの起業塾の動きから
目が離せませんでした。創業補助金の動きがあったことも起因
しています。

 

コスト意識を持つと、そもそも起業にどれだけお金をかければ
回収できるのか?そしてその期間はどれくらいなのか?
かつては、ち密に考えてスタートしたものですが、今は少し違うよう
です。

 

わたしが見た事例ですが、個人を売りにしてビジネスをしたい人に
USPを探してビジネスを確立してあげましょうという起業塾は、
50万から100万円の受講料を取っているそうです
払う人がいるので成立している料金なのでしょう。

 

行政書士を開業したときに、先輩から言われた「個人相手では
稼げない、法人相手にしないと食えない」というのは、真実なんです
が個人相手の起業塾(コンサル)は、この言説を覆しています。

 

そこに入塾する人は、会社を辞めて独立したい会社員、夫が
生活費をだしている主婦、定年退職したセカンドライフのシニア
などの属性です。

 

個人が起業するまでというのは、意外と簡単なコンサルだと思います
が、それを継続して稼げるまでにするのは、なかなか難しいです。
成果を出させるには、本人の資質も含めて、さまざまな要因が
絡んでくるからです。

 

行政書士は、会社設立という入口に立っているので、このような
起業塾を起こしたほうが、長い目で見ると良いビジネスモデルを
確立できるように思います。時間はかかりますが、見込み客を
見つけて育てることができるからです。これは手続きばかりに焦点を
あわせることではなく、コンサル手法に焦点を合わせることで
できる仕事です。

 

今ある法人を取りに行くのはレッドオーシャンですが、見込み客を
育てるのはブルーオーシャンです。ここを行政書士が取ると
手間暇はかかりますが、長期的には収入になるかもしれません。

 

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